さしぬき
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に 「
指貫
」の記事があります。
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指
貫
(さしぬき)
平安時代より男性の略装に用いられた括緒袴。布袴(ほうこ)・奴袴(ぬばかま)ともいう。
丁度その夜はやはり月のない、まつ暗な晩でございましたが、大殿油の灯影で眺めますと、縁に近く座を御占めになつた大殿様は、浅黄の直衣に濃い紫の浮紋の
指貫
を御召しになつて、白地の錦の縁をとつた円座に、高々とあぐらを組んでいらつしやいました。(
芥川龍之介
『
地獄変
』)
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