ひとえもの

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日本語[編集]

名詞[編集]

ひとえもの

  1. をつけずに仕立て和服。特に長着
    • そのうち結城紬(ゆうきつむぎ)の単物(ひとえもの)に、縞絽(しまろ)の羽織を着た、五十恰好の赤ら顔の男が、「どうです、皆さん、切角出してあるものですから」と云って、杯を手に取ると、方方から手が出て、杯を取る。(森鴎外『百物語』)
    • 傘を傾けているので、女の顔は見えないが、白地に桔梗(ききょう)を染め出した中形(ちゅうがた)の単衣(ひとえもの)を着ているのが暗いなかにもはっきりと見えたので、私は実にぎょっとした。右にも左にも灯のひかりの無い堀端で、女の着物の染め模様などが判ろう筈がない。(岡本綺堂『綺堂むかし語り』「御堀端三題」昭和11年)

発音[編集]

ひ↗とえもの
ひ↗とえも↘の