ついで
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日本語
[編集]名詞
[編集]ついで【序(で)】
- あることをするのに合わせて別のことを行おうとする状況。付加的、付随的に行うさま。
- 「まあ、だまっていなさい。東風さん、これは決して得意のものではありませんが、ほんの座興ですから聴いて下さい」「是非伺がいましょう」「寒月君もついでに聞き給え」「ついででなくても聴きますよ。長い物じゃないでしょう」(夏目漱石「吾輩は猫である」)
- 「その女の人に、これを渡してくンな。昨日、走井の茶屋の前で拾いました、おおかたあなたが落したものと思って、ついでに持って上がりました……とな。いいか、忘れちゃいけねえよ」/懐から、妙な模様のついている一枚の札を出し、それを女中の手に渡して、/「だが、そいつはついでで、肝腎なのはこの次だぜ。ところで、この札を届けました男が、いつぞやは飛んだご恩をこうむりました。おかげ様で命拾いをいたしたようなもの、くれぐれもありがとうぞんじました……と、こうお礼をいって貰うんだ」(吉川英治「鳴門秘帖 上方の巻」)
- (古用法) 順序。
類義語
[編集]接続詞
[編集]ついで【次いで】
- ひきつづいて。
関連語
[編集]古典日本語
[編集]名詞
[編集]ついで【序(で)】