酒が回る
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日本語
[編集]成句
[編集]- 宴席や酒席などで、居合わせた人全員に酒が行き渡ること。
- 酒の酔いが全身に行き渡ること。酔っ払うこと。
- ところが今日は妙である。酒に親しめば親しむ程、平岡が昔の調子を出して来た。旨い局所へ酒が回って、刻下の経済や、目前の生活や、又それに伴う苦痛やら、不平やら、心の底の騒がしさやらを全然痳痺してしまった様に見える。平岡の談話は一躍して高い平面に飛び上がった。――夏目漱石 (1909年). “図書カード:それから”. 青空文庫. 2023年5月15日閲覧。
- 酒が回るにつれて、こんな話は古風な石場搗きの唄なぞに変わりかけて行った。――島崎藤村 (1929年). “図書カード:夜明け前 第一部上”. 青空文庫. 2023年5月15日閲覧。
参考
[編集]- 『故事・俗信 ことわざ大辞典』尚学図書編集、小学館、1982年2月、485頁。