古典日本語[編集]
形容詞[編集]
かたはらいたし【傍ら痛し 音:カタワライタシ 「傍にいてつらい」 cf.かたはらいたいの「片腹」は当て字】
- 中心義: 傍らにいる人を見て、もしくは自分が見られて、いたたまれなく落ち着かないと感じるさま。
- 恥ずかしい。
- ばかばかしい。
- 苦苦しい。
- かたはらいたきもの、よくも音弾きとどめぬ琴を、よくも調べで、心のかぎり弾きたてたる。(清少納言『枕草子』)
- 「苦々しい」もの、うまく弾けない琴なのに、調律もちゃんとしないで、思いのまま弾いているもの。
- 気の毒だ。
基本形 |
語幹 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
已然形 |
命令形 |
活用の種類
|
かたはらいたし
|
かたはらいた
|
(-しく)
|
-しく
|
-し
|
-しき
|
-しけれ
|
○
|
シク活用
|
-しから
|
-しかり
|
○
|
-しかる
|
○
|
-しかれ
|