くろうとはだし

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

語源[編集]

  • 玄人くろうとも、その巧みさに恥じ入って、慌ててはだしで逃げ出すほどであると言うことから。

名詞・形容動詞[編集]

くろうとはだし玄人裸足、玄人、玄人跣足

  1. あることの専門でない人が、専門家並みに習熟していること。
    • 玄人裸足な出来映え
    • 達者で、器用で、何をやらせても一通りこなせるので、例えば彼の書いた新聞小説が映画化されると、文壇常識を破って、自分で脚色をし、それが玄人はだしシナリオだと騒がれたのに気を良くして、次々とオリジナル・シナリオを書いたのをはじめ、芝居脚本も頼まれれば書いて自分で演出し、ラジオの放送劇も二つ三つ書きだしているうちに、その方でのベテランになってしまい、戦争中便乗したわけでもなく、また俗受けをねらう流行作家になったわけでもないのに、仕事の量は流行作家以上に多かった。(織田作之助『鬼』)