つとめて

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

副詞[編集]

つとめてめて、めて】

  1. なんとか骨を折ってわざわざ意識して。できるかぎり。
    • 日本固有の物で、ふさはしいものにして書けと云ふ教であるが、予なんぞは努めて日本固有の物を避けて、特殊の感じを出さうとしてゐる。(森林太郎『翻譯に就いて』)

古典日本語[編集]

名詞[編集]

つとめて

  1. 早朝
    • 冬は、つとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎ熾して、炭もて渡るも、いとつきづきし。(清少納言枕草子』第一段)
      冬は早朝(が良い)。雪が降ったときはいうまでもないが、霜で真っ白になったのも、又そうでなくても、大変寒くて炭火を急いで熾して殿上に渡るのも、(冬らしくて)大変似つかわしい。
  2. 翌朝