出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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古典日本語[編集]
とりしたたむ【取り認む】
- 片付ける。
- 人静まりて後、長き夜のすさびに、何となき具足とりしたため、残し置かじと思ふ反古など破り棄つる中に、亡き人の手習ひ、絵かきすさびたる、見出でたるこそ、ただ、その折の心地すれ。(吉田兼好『徒然草』)
- 人が寝静まった後、長夜の手慰みにと、なんと言うこともない道具を片付けていて、残さなくてもよい反古などを捨てているうち、故人の手習いや落書きしたものを見つけたときには、本当にそのときの気持ちになるものだ。