まったく

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日本語[編集]

語源[編集]

  • 古典日本語の形容詞またし(完全な、欠けることの無い)の現代語形「まったい」の連用形。

副詞[編集]

まったく【全く】

  1. すっかり完全に。
  2. 本当に、間違いなく。
    (認めたくは無いが、現実として起こっているニュアンス)
    まったく、よくやってくれたよ。
  3. (打消しの表現と呼応し、打消しの度合いを強調)少しも全然まるで
  4. (評価について消極的表現と呼応し、消極の度合いをの度合いを強調)全然。
    まったくだめだ。
  5. (評価の方向性と無関係にその度合いを強調)たいへん、全然。
    めの前もくらむやうに急ぎました。あんまり急ぎすぎたのでそれはながくつゞきませんでした。雪がまったくひどくなって来た方も行く方もまるで見えず二人のからだもまっ白になりました。そして楢夫が泣いていきなり一郎にしがみつきました。(宮沢賢治ひかりの素足』)

用法[編集]

  • 強調の用法としては、「全然」「まるで」「てんで」同様、打消しの表現に伴うものが正しいものとされる、それに引き続き消極表現に関する用法がしばしば見られるようになり、それが、単なる強調の表現となる。後者によるほど、誤用との印象をもたれがちとなる。ただし、「まったく」の場合、「本当に」の意味で用いられる場合は、元来、打消し表現と無関係である。

感動詞[編集]

まったく【全く】

  1. 迷惑を感じていることを表出する。ただし、その修復には、まず自らがあたることも言外に含む)
  2. (相手に対する強い同意

語源[編集]

  • まったく、何をするんだ」「まったく、困ったものだ」「まったく、あきれた」などの表現の略であろう。