水泡

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日本語[編集]

名詞[編集]

 (すいほう)

  1. 水面などの
    • 諸将は光秀のそばを去ると、つづいて清冽せいれつの中へ白い水泡すいほうすじを作って、続々、徒渉して行った。(吉川英治新書太閤記』)
  2. 儚いこと。
  3. 無駄になること。
    • 尊厳な弁護士・椋原孔明氏も、言ふまでもなく人間業を超躍したあらゆる努力・忍耐・克己を惜しげもなくふりまいた。然しすべては綺麗あつさり水泡に変つてしまつた。 (坂口安吾『金談にからまる詩的要素の神秘性に就て』)〔1935年〕
    • 権太の苦心水泡となりしは、作者の懐ける因果応報主義を発表せしものにて「思へばこれまで衒(かた)つたも、後は命を衒(かた)らるゝ種と知らざる浅間しや」といへる一句はいはゆる狂言の山なるべし。(三木竹二『いがみの権太』)〔1896年〕

類義語[編集]

関連語[編集]

コロケーション[編集]


和語の漢字表記[編集]

(みなわ)

  1. みなわの漢字表記。

中国語[編集]

異表記・別形[編集]

語義2

名詞[編集]

(shuǐpào)

  1. 水が膜となる泡。
  2. 皮膚の表面にできる、体液を含んだ半球状の発疹