くろがね

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日本語[編集]

名詞[編集]

くろがね黒金黒鐵

  1. (雅語)(比喩的な用法を含め)
    いや、皮膚の色、姿までが、そっくりだった。 ぬっと突き立って、婆のつめ寄る足もとを、児戯のように見ている武蔵の肩や胸は、さながらそれをわらくろがねの龍車といっていい。(吉川英治宮本武蔵 火の巻』)
    しかし、その男女間の別はかなり厳しいもので、食客連の放言高談には寛大である老女も、それと女中部屋との交渉はくろがねの関を置いて、何人なんぴとをも一歩もこの境を犯すことのないようにしてあることでもわかります。(中里介山大菩薩峠 道庵と鰡八の巻』)

関連語[編集]


古典日本語[編集]

名詞[編集]

くろがね黒金黒鐵

  1. もしや助かり給ふと、筧の水をまかせたれば、石や、くろがねなどの焼けたる様に、水ほどばしつて、寄りつかず。(『平家物語』)
    もしかしたら、お助かりになるかと、筧の水を(清盛の体に)撒いたところ、(清盛の体が)石や鉄などの焼けたものの様であって、水は勢いよく飛び跳ねるばかりで、(体に)寄りもしない。

関連語[編集]

類義語:
まがね