しらたまの

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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古典日本語

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成句

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しらたまのの】

  1. (白玉を貫く「緒」から、「緒」や同音の「を」にかけ)「緒絶えの橋」、「姨捨山(をばすてやま)」などにかかる枕詞
    • 白玉の 緒絶の橋の 名もつらし くだけて落つる 袖の涙に (藤原定家
  2. (美しく貴重な白い玉の意から)「君」「人」「わが子」などにかかる。
  3. (白く丸い玉から)「涙」にかかる。

参照

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  • 以下の歌は、現代語としての用法(暗喩など)であり枕詞ではない。
    白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり(若山牧水)