たはけ

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古典日本語[編集]

語源[編集]

  • 動詞「たはく(戯く)」の連用形の名詞化

名詞[編集]

たはけ

  1. (性行為) 正常でない、また常識にはずれた行為をすること。特に、みだらな行為、許されない性的ふるまいをすること。「牛たはけ」「親子たはけ」など。〔文明本節用集(室町中)〕
  2. ふざけること。ばかなことをすること。浮かれさわぐこと。
    去ては此比たわけを態御作り候よと、肝を消し《信長公記 首》
    素人狂言もあまりたはけと心づきて《黄表紙・見徳一炊夢 中》
  3. ばか。おろかもの。たわけもの。あほう。多く、人をののしっていう語。
    人をたはけにして、ふだんくふめしをしらぬといふ事があらふか《虎明本狂言・岡太夫(室町末‐近世初)》

諸言語への影響[編集]

  • 日本語: たわけ