たはく

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古典日本語[編集]

語源[編集]

  • 起源不明語幹である「たは」+意味が不確接頭語である「く」

発音[編集]

四拍動詞二類(?)

動詞[編集]

たはくく】

  1. (性行為) 正常でない、また常識にはずれたことをする。特にみだらなことをする。ふしだらな行ないをする。たわしる。
    王母(こきしのいろね)と相婬(タハケ)て、多に行無礼(ゐやなきわさ)す《書紀 応神二五年(熱田本訓)》
  2. ふしだらな行いをする。
    軽大郎女にたはけて(古事記 允恭)
  3. たわむれる。ふざける。ばかなことをする。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    おのがままのたはけたる性はいかにせん(雨月物語 吉備津の釜)
    五日前より奥に夫婦並んでじや、たはけたことぬかすまい《浄瑠璃・傾城反魂香 中》

活用[編集]

たは-く 動詞活用表日本語の活用
カ行下二段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
たは くる くれ けよ