につかはし

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古典日本語[編集]

形容詞[編集]

につかはしつかはし】

  1. ふさわしい。
    • 「秋はてヽ霧のまがきにむすぼヽれあるかなきかにうつるあさがほ」につかはしきよそへにつけても、露けく。(紫式部源氏物語・朝顔』)
      「秋が終わって露のついた垣根にしぼんで、今にも枯れそうな朝顔(のような私です)」と、この様に相応しい御たとえをするのにも涙が出ます。
  2. にあっている。
基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用の種類
につかはし につかは (-しく) -しく -し -しき -しけれ シク活用
-しから -しかり -しかる -しかれ