モジュール・トーク:my-translit

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
最新のコメント:2 年前 | トピック:MLCTSからALA-LCへの変更の提案 | 投稿者:エリック・キィ
ナビゲーションに移動 検索に移動

MLCTSからALA-LCへの変更の提案[編集]

 {{l}}の仕様変更に伴い、エラーが発生した為にこのテンプレートを導入する必要に迫られたという事を把握しております。ただビルマ語の転写法として現行のMLCTS(w:en:MLC Transcription System)は由緒のあるものではあるものの、ALA-LC翻字法の方が良いと考えております。理由は

  1. MLCTSでは異なる文字に同じ転写が適用される場合があり音節の境界も分かりにくいが、ALA-LC翻字法ではそれぞれ異なる文字で翻字され、しかも音節の境界を示す符合も反映される為分かりやすい。
  2. CiNii等の書誌情報ではALA-LC翻字法の方が広く採用されており、資料検索への取っ掛かりとしてもALA-LC翻字法を主として紹介する方が有益と考えられる。

この2点となります。

 まず理由1ですが、これはまず具体例を挙げて参りますとたとえば はいずれもMLCTSでは ny(a.) であるのに対しALA-LC翻字法では ña・ñña として区別され、 はいずれもMLCTSでは t(a.) であるのに対し、ALA-LC翻字法では ṭa・ta として区別されます。これはビルマ語がパーリ語や更にその祖語であるサンスクリットからの借用語彙を数多く有し、その語源的な理解をする上では区別が明確なものの方が望ましいと考えられます。更にALA-LC翻字法の場合は音節末である事を示す符合 Lua エラー モジュール:gender_and_number 内、104 行目: 性コードが無効です: "်"(ビルマ語名: အသတ် IPA: /ʔət̪aʔ/ アタッ)を ʻ として明記しますが、これはMLCTSには見られない特徴です。

 ついで理由2についてですが、これはアウンサンスーチー氏(အောင်ဆန်းစုကြည်)を例にすると分かりやすいでしょう。ALA-LC翻字法では ʼOṅʻ Chanʻ" Cu Kraññʻ となりますが、CiNiiの検索ではダイアクリティック等を無視する事が可能ですので試しに On Chan Cu Krann と打ってみて下さい。すると73件の検索結果が得られると思われます。一方のMLCTSでは Aung hcan: cu. krany ですが、CiNiiで検索を行うと一転して何も情報を得られません。

 以上の2点を理由に、少なくとも日本語版ウィクショナリーにおいてはALA-LC翻字法の利用を主にする事が望ましいと考えます。なお、両方式ともモジュール:my-pronに実装済みである事は把握しており、切り替え方は14行目の数字を両方とも「2」から「3」に、name は「MLCTS」から「ALA-LC」に変更すれば良いという事を把握しております。左記のモジュールは本来は現時点でまだ日本語版に移植されていないen:Template:my-IPA用のものですが、これはIPA表記(ただし熟語によっては Myanmar-English Dictionary (1993) や大野 (2000) といった辞書で音節の簡略化 (軽声化) や有声化について把握しオプションで調整を行う必要あり)だけでなくMLCTSやALA-LC翻字法等による複数の転写を自動生成してくれるという機能を持つのですが、英語版ではあくまでもメインの転写はMLCTSとされています。なお、CiNii等の書誌情報のALA-LC翻字法ではパーリ語由来語等の例外を除き多くの場合音節ごとに分かち書きが行われていますが、後述の別のモジュールに実装済みであるALA-LC翻字法では分かち書きが見られないという差異が存在します。できれば書誌情報と同様分かち書きを適用したいものですが、その方法はまだ分かりません。ただ、1週間待って反論が行われない場合はALA-LC翻字法への切り替えを行いたいと存じます。--Eryk Kij (トーク) 2021年6月30日 (水) 16:07 (UTC)返信

提案より1週間が経過し、その間に意見が寄せられなかった為、提案通りの内容を反映致しました。--Eryk Kij (トーク) 2021年7月8日 (木) 05:13 (UTC)返信