ワン

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わん および WAN も参照。

日本語[編集]

副詞[編集]

ワン

  1. (オノマトペ) 大量の虫などが雲集する様。
    • 急造の穴の掘りようが浅いので、臭気が鼻と眼とをはげしく撲つ。蠅がワンと飛ぶ。石灰の灰色に汚れたのが胸をむかむかさせる。(田山花袋『一兵卒』)
  2. (オノマトペ) 犬の鳴き声の擬声語わん
    • 耳にもとどかぬ焦慮、青苔ぬらぬら、聞ゆるはわが木霊のみ、うつろの笑い、手がかりなきかと、なま爪はげて血だるまの努力、かかる悲惨の孤独地獄、お金がほしくてならないのです。ワンと言えなら、ワン、と言います。どんなにも面白く書きますから、一枚五円の割でお金下さい。(太宰治 『二十世紀旗手 ――(生れて、すみません。)』)

造語成分[編集]

ワン

  1. 1ひとつ

語源[編集]

関連語[編集]

同音の漢字[編集]