出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
律義者の子沢山
- 律義者(真面目な人)は、遊蕩などしないので、子沢山の幸せな環境に恵まれるものである。
- いろはがるた成立当時においては、子沢山は、将来、高い生産力が見込めるということで積極的評価をもって受入れられていた。
- 律義者の子だくさん、という諺のように、この国の特徴は、どこの軒からも嬰ン坊の声がよくすることである。その頃、浜松、岡崎を通る旅人がきっということは、「どこの辻も、がきだらけじゃないか。こんなに国中で子どもばかり生むから、ここの貧乏はいつまでも直りはしない」と、いう評だった。(吉川英治 『新書太閤記』)