感情労働

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日本語[編集]

語源[編集]

英語 emotional labor の翻訳借用。元の語は社会学者アーリー・ラッセル・ホックシールドの提唱による[1]

名詞[編集]

感情労働 (かんじょうろうどう)

  1. 表情声色言葉遣い姿勢などのコントロールが業務に必須で、感情の駆使や抑制を特に要求される仕事
    • 先ほどから何回もございますように、やっぱり児童福祉司の仕事って感情労働じゃないですか。(薬師寺みちよ、第198回国会参議院厚生労働委員会)〔2019年〕[2]
    • 今、苦情処理であるとか非常に困難な人への対応の仕事というような感情労働が、実は企業が一番頭を痛めているところでして、その辺りにニーズがかなりあると考えています。(住田裕子、男女共同参画会議基本問題専門調査会)〔2008年〕[3]

関連語[編集]

翻訳[編集]

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  1. 山本 準・岡島 典子 「我が国における感情労働研究と課題 : CiNii登録文献の分析をもとに 」『鳴門教育大学研究紀要 』第34巻、鳴門教育大学、2019年、pp. 237–251、https://doi.org/10.24727/00028115
  2. 「第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号 令和元年6月13日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=119814260X01720190613&spkNum=67&single 2020年4月17日参照。
  3. 『男女共同参画会議基本問題専門調査会 議事録』(男女共同参画局ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 http://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/kihon/gijiroku/ki39-g.html 2020年4月17日参照。