氷河期
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日本語
[編集]語源
[編集]名詞
[編集]- (地球科学) 間氷期より氷河が発達していた時代、特に直近のそれを指すのに、かつて使われた言葉。2.の意味と紛らわしいため、現在では氷期の用語を用いる。
- あれというのは、地球が四回氷河期をむかえたが、その前にこの地上にすんでいた高等生物の子孫ではないかと思う。(海野十三『雪魔』1946年)
- ラットは氷河期に湖の住民とともに住んでいてドイツ北東部のバルト海に臨むメックレンブルクからドイツ西部で住民を悩ましていた。(ハンス・ジンサー、水上茂樹訳『ネズミ、シラミ、歴史――専門家でない読者に必要な12章を含む発疹チフス一生の伝記』2019年、「クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンス」にて公開)
- 地球上のどこかに氷河が存在する時代。この意味では現在も氷河期であり、1.の意味の氷河期を含む。1.の意味と紛らわしいため、現在では氷河時代の用語を用いる。
- 今日我々は、氷河期の始まりを今を遡る約五十万年前だとしているが、極地ではこの恐怖の笞刑は遥かに早期に始まったはずだ。(H. P. ラヴクラフト、The Creative CAT 訳『狂気の山脈にて』1931年、「クリエイティブ・コモンズ 表示 3.0 非移植 ライセンス」にて公開)
- 1.2.の意味から転じて、比喩的に、何かにとって悪い時期のこと。
- 現状では某ソフトハウス(マイクロソフトのことだ、言うまでもないが)の市場独占とメーカー間の政争が足を引っ張って、アラン・ケイの掌の上でいくつもの時間がだらしなく流れている。この氷河期が終わる兆しは、オレにはまだ見えない。(富田倫生『青空のリスタート』1990年、クリエイティブ・コモンズ「表示 2.1 日本」にて公開)