百科辞典

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日本語

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名詞

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(ひゃっかじてん)

  1. 百科事典」に同じ。
    • 1929年、寺田寅彦「夏」[1]
      こういう意味でデパートメントストアは一つの公園であり民衆の散歩場である。そうして同時に博物館であり、百科辞典であり、また一種のユニヴァーシティであるのである。
    • 1937年、岡本かの子「金魚撩乱」[2]
      復一はそのバロック時代なるものを知らないので、試験所の図書室で百科辞典を調べて見た。それは欧洲文芸復興期の人性主義が自然性からだんだん剥離して人間業だけが昇華を遂げ、哀れな人工だけの絢爛が造花のように咲き乱れた十七世紀の時代様式らしい。
    • 1953年、坂口安吾「選挙殺人事件」[3]
      しかし、ああ無情の著者ビクトルユーゴーは、自殺者ではなかった。百科辞典を見ると、フランスの総理大臣までつとめた政治家であり文豪である。

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  1. 青空文庫(2004年8月13日作成)(底本:「寺田寅彦全集 第三巻」岩波書店、1997(平成9)年2月5日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/42230_16356.html
  2. 青空文庫(2003年2月27日作成、2011年2月18日修正)(底本:「ちくま日本文学全集 岡本かの子」筑摩書房、1992年(平成4)2月20日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/1279_9311.html
  3. 青空文庫(2009年7月16日作成)(底本:「坂口安吾全集 14」筑摩書房、1999(平成11)年6月20日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42948_35648.html