出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
矜 持(きょうじ、きんじ(百姓読みであるが頻用される); 別表記:矜恃)
- 人としての誇り、プライド。
- かやうに論理を求めるところに知性の矜持があり、自己尊重がある。いはゆる論理家は公式主義者であり、獨斷家の一つの種類に過ぎない。(三木清 『人生論ノート』)
- しかしまた一方には何事にも促らわれず、自由に自分の好む勉強ができるので、内に自ら楽むものがあった。超然として自ら矜持(きんじ)する所のものを有(も)っていた。(西田幾多郎 『明治二十四、五年頃の東京文科大学選科』読み仮名は引用元のまま)