鳩が豆鉄砲を食らったよう

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日本語[編集]

慣用句[編集]

はと豆鉄砲らったよう

  1. 何かに驚かされて唖然とする様子。驚い目を丸くする様子。
    • 令嬢鳩が豆鉄砲くらったように目をパチパチさせたが、百合子をやさしく睨んで (坂口安吾『南京虫殺人事件』)〔1953年〕
    • 「平山さん」といきなり呼ばれて、私は面喰らつてしまつた。第一、私の名前を知られてるなんて夢にも思つてなかつたのである。鳩の豆鉄砲より尚甚だしかつたに違ひない。 (平山千代子『カイダイ』)〔1954年〕
    • 郷古君としては、私が何をしゃべったのか知らなかったのであろうが、学生たちは、二人の顔を見くらべて、鳩が豆鉄砲をくらったような顔だった。 (野村胡堂『胡堂百話』)〔1959年〕
    • 地方にとっては、最初から決められて、ぼんとその予算は国で付けて、地方、さあ使いなさいということになると、やはり何というんでしょうか、びっくりします、ハトが豆鉄砲を食ったような感じできょろきょろしなきゃならぬというような形なんです。 (寺田典城、参議院会議録情報 第183回国会 総務委員会 第1号)〔2013年〕

類義語[編集]

参考文献[編集]