べき

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

助動詞[編集]

べき

  1. 助動詞「べし」の連体形

名詞[編集]

べき

  1. 義務至当性を表す形式名詞。
    • そういうことは誰かがやるべき。放置するべきではない。
  2. 義務や至当性を有するものごと。
    • この場にいるべきは社長のはずだが。
    • すべきをせず、言うべきを言わない。
  3. 義務。至当性。
    • べき論。べき思考。

接続[編集]

  • 動詞終止形(または連体形)に付く。サ変動詞では、文語調の終止形による「~べき」の形でもよく用いられる(べしと同様)。
  • 「*したべき」は不可。「するべきだった/であった」とする。「しているべき」は可。「*していたべき」は不可。
  • 形容動詞では「語幹 + である」の形に付く。
    • 正確であるべきだ。
  • 形容詞では「連用形ク形 + ある」の形に付くことがある。
    • 正しくあるべきだ。
  • 打ち消しの「(し)ないべき」は生硬。「(する、す)べきでない」のほうが自然。文語調の連体形による「~せざるべき」は可。
  • 体言にかかる場合、「べきな〜」「べきの〜」は不自然。「べき〜」を用いるのが一般的。

漢字[編集]

Wiktionary:漢字索引 音訓 へ#ベキ参照