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漢字[編集]

字源[編集]

  • 原字は「」+「」から構成される会意文字で、木に弦を張って作った琴を象る[字源 1]。それに音符「」を加えて「樂」の字体となる[字源 2]。「音楽」を意味する漢語 /*ngraawk/}を表す字。のち仮借して「たのしい」を意味する漢語{ /*raawk/}に用いる。
    • 木に繭のかかる様、木に鈴をつけた楽器の象形といった説もあったが、甲骨文字金文の形を見ればわかるように、これらは誤った分析である。

甲骨文字 金文

金文 金文 簡帛文字 簡牘文字

小篆

流伝の古文字
西周 春秋時代 戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 羅振玉 『殷墟書契考釈』 永慕園、1914年、43頁。
    張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、1460-1462頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、490頁。
  2. 劉釗 『古文字構形学』 福建人民出版社、2006年、80頁。

意義[編集]

  1. 音曲かなでる
  2. たのしいたのしむ
  3. このむねがう

日本語[編集]

発音[編集]

熟語[編集]

中国語[編集]

*

形容詞[編集]

  1. たのしい、うれしい。

動詞[編集]

  1. わらう。

人名[編集]

Lè, Yuè

  1. 中国人ののひとつ。百家姓第81位。

熟語[編集]

朝鮮語[編集]

*

名詞[編集]

  1. たのしみ、楽。

熟語[編集]

ベトナム語[編集]

*

名詞[編集]

  1. 音楽

人名[編集]

Lạc

  1. ベトナム人ののひとつ。

コード等[編集]