ちがう

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語

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動詞

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ちがう

  1. 同じでない。異なる差異がある。の。比較対象には、格助詞」を用いる。
    1. 語義1のうち、特に数量程度地位がある。
  2. 一般とは異なり、独特である。すぐれている。
    • 口まねするんじゃねえが、うちだんなちょっとでき違うぞッ!(佐々木味津三右門捕物帖』)
    • 「(略)よいお嬢さんもおありなさる。」/正香の口から聞けば、木曾のような水の清いところに生い育つものは違うというようなことも、そうわざとらしくない。お民は自分の娘のことを客の方から言い出されたうれしさに、(略)(島崎藤村夜明け前』)
    • 一味違ったコーヒー
  3. 事前交わし取り決め正しく履行されない。本来行うべき行為でない。意図を取り違えている。
  4. あるべき位置状態からはずれる
  5. 正しいとされるものと一致しない。
  6. (複合語で) 反対方向からもの同士が、接触することなくの方向へ通り過ぎる
  7. 別の。他の。
    • 違う人に聞いてみよう。
  8. いいえ。そうではない。また、誤解がある、といったニュアンス。
    • 「鈴木さんですか?」「違います。」
    • 「何をやってるんだ君は」「先生、違うんです。よく聞いて下さい」
  9. (多く関西方言)〜ではない。
    • 「ちょっと、店員さん」「わたし店員と違いますけど」
    • 「ノートがないんやけど、あんたが持って行ったのと違うか」

発音

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活用

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※現代の口語では、形容詞として活用することがある。この場合、終止形は存在しない。特に変化を表すときに頻度が高い。

活用 動詞 形容詞
現在 ちがう (ちげー)
過去 ちがった ちがかった
否定 ちがわない ちがくない
仮定 ちがえば ちがければ
命令 (まれ) ちがえ
意思 (まれ) ちがおう
変化 ちがくなる

派生語

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類義語

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対義語

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翻訳

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