いえじ

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日本語[編集]

名詞[編集]

いえじ家路

  1. 自分帰る道筋
    • 1922年-1926年、国枝史郎「蔦葛木曽棧」[1]
      昼の勤めの坑夫達はとうに家路についてしまって、夜の勤めの坑夫ばかりが持ち場持ち場で働いている。
    • 1930年、三上於莵吉訳、コナンドイル「入院患者」[2]
      それから数分の後、私たちは街へ出て、家路を辿りつつあった。私たちはオックスフォード街を横切り、そしてハーレイ街の中ほどまで下って来るまで、お互いに一言も口をきき合わなかった。
    • 1933年、太宰治「思ひ出」[3]
      その日の放課後、私は海岸づたひにひとり家路を急いだ。靴底を浪になめられつつ溜息ついて歩いた。

類義語[編集]

翻訳[編集]

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  1. 青空文庫(2016年4月3日作成)(底本:「蔦葛木曽棧【上】」大衆文学館、講談社、1996(平成8)年12月20日第1刷発行。「蔦葛木曽棧【下】」大衆文学館、講談社、1997(平成9)年1月20日第1刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000255/files/47055_58737.html
  2. 青空文庫(2004年9月21日作成)(底本:「世界探偵小説全集 第三卷 シヤーロツク・ホームズの記憶」平凡社 、1930(昭和5)年2月5日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000009/files/43524_16594.html
  3. 青空文庫(2004年4月20日作成、2016年2月23日修正)(底本:「太宰治全集2」筑摩書房、1998(平成10)年5月25日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1574_15508.html