出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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書き順

日本語[編集]

発音(?)[編集]

  • IPA: /he/
  • e(助詞の場合、および歴史的仮名遣の語中・語尾の場合)

名詞[編集]

  1. おなら
  2. つまらないもの。とるにたりないもの。簡単なもの。
    • ヘみたいなものだ。
    • ヘでもない。

語源[編集]

  • 「屁」の音読み「ヒ」が訛ったものか。

助詞[編集]

格助詞

  1. 動作・作用の向けられる方向を示す。
    • 進む
    • 大阪行く
  2. 動作・作用の向けられる相手を示す。
    • 花子さん伝えてください
    • の願い
  3. 動作・作用の帰着点を示す。
    • 大阪着く
    • 終点たどり着く
  4. 動作・作用を受けたため、その事物が存在する場所を示す。
    • 倉庫しまったままになっている
    • お客様が受付いらっしゃっております
  5. 動作・作用が目指す目標やそれらが向かう事態を示す。
    • 開催努力を惜しまない
    • 大型客船 寄港中止
  6. 「…たところへ」などの形で、動作・作用が行われる事態をしめす。
    • 布団に入ったところ、電話がかかってきた

発音: 助詞[編集]

用法: 助詞[編集]

  • (1)が上代からの用法で(2)以降が中世以降見られるようになったもの。類似の用法をもつ格助詞「」に比べて方向を指したり、移動を指したりする性質が強い。

関連項目[編集]

「へ、ヘ」で始まる日本語

文字コード[編集]