トーク:色紙

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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写経用の「いろがみ」について[編集]

本項の元にしたウィキペディア記事に元々

  • 写経などに用いられた色染め紙

が「いろがみ」と読む用法として書かれていました。他に書かれていた情報と考え併せても、http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2011/05/post-b148.html が情報源だと思われます。一方で、写経用の「色紙」を特別に「いろがみ」と呼ぶ用例を見つけられず、また、「色紙経」については「しきしきょう」と読む用例がいくつも見つかったため、元の情報の情報源の不確実性を考え併せて、とりあえず語義から削除しておきました。本項目は語義1で残りの語義、特に2と3を論理的に含んでしまうが、狭義の用法があるために語義を分けている形なので、もし「いろがみ」と読んで写経などに用いられた色染め紙を指す用法があったとしても語義1でカバーはできています。それが広く使われている用法であることが確認できたときに語義として記載すればよいと考えます。--cm3 (トーク) 2023年2月9日 (木) 00:13 (UTC)[返信]

「同じ熟語で音読み・訓読み」[編集]

坂本充「同じ熟語で音読み・訓読み」, 放送研究と調査 2009年1月号, https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/kotobax3/pdf/044.pdf の中の「「色紙」「人気」などは,まったく別の意味。」というきわめて短い文のみをもっていろいろと判断なさっていますが、この文には何の文脈もないのでいかようにも解釈できるとは思うものの、おそらくこの人は現代の非常に一般的な意味のみを言及しているにすぎないのではないかと思われます。つまり「いろがみ」と読むときは これ (現在の項目内で語義2にあたるもの)、「しきし」と読むときは これ (同じく語義4にあたるもの)を指しているのではないだろうかと。とにかくこういう文脈の不明確な文献を基に判断を下してしまうのは危険と言うか的はずれな気もするのですが。--Ryota7906 (トーク) 2023年2月10日 (金) 02:39 (UTC)[返信]

ご指摘ありがとうございます、おっしゃるとおり雑な典拠であったことは否めません、すみません。(コトバンクの)精選版 日本国語大辞典では「しきし」という読みで語義1「色のついた紙」も指せるとも読めるように書いてあったのですが、その語釈文で「経文、和歌、文章などを書く料紙としても用い」と続けて書かれていることから語義3と語義1を合わせた語義を書いているとも読め、一方、(語義3と被らないという意図で)和紙に相当しない用例を探しても適切なものが見つけられず(もちろん、読みが明記されている用例でないといけないので一般の語について探すのと異なり、用例が見つけられなかったことは使われていないことを推定する根拠としては弱いのですが)、また岡本綺堂の用例でも「いろがみ」と「しきし」で区別しようとしており、これらの傍証から「しきし」の読みは語義1として一般的ではなさそうと思い、語釈から脚注に下げようとして言い訳としてとりあえず探してきた文献でした。代替案として、語義1と語義3をまとめてしまって、そこに「いろがみ」と「しきし」の両方の読みがある、特に歴史資料については「しきし」と呼ばれる、と書くという手もあるのですが、語義3は論文を引いてきているように確立した用語だと思いますので、まとめてしまうのも躊躇いました。特にこだわってというより迷って書いている部分でしたので、改善策などありましたらコメントいただけると幸いです。脚注に書いているようなことはこのトークページに避けておき、とりあえず語義1の読みを「いろがみ」だけにしておくというのがいいでしょうか。--cm3 (トーク) 2023年2月10日 (金) 09:32 (UTC)[返信]