一二を争う

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日本語[編集]

成句[編集]

一二争う(いちにをあらそう)

  1. 一番であるか二番であるかを競争すること。また、一番か悪くても二番の地位にあり、三番以下にならない程度優れていること。
    • 湯は泡の玉をなしてその落葉の間に湧き、温度は極めてぬるいが、ラジュウムを含んでいる事では伊豆諸湯のうち一二を争うのだそうだ。――若山牧水 (1924年). “図書カード:みなかみ紀行”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。
    • ドン国営煙草工場は生産高がソヴェト同盟一二を争うほどあり、労働者は全体で千何百人かいる。――宮本百合子 (1952年). “図書カード:明るい工場”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。
    • シカゴは丁度大阪に相当する街で、アメリカでも一、二を争う商工業の中心地である。――中谷宇吉郎 (1955年). “図書カード:知られざるアメリカ”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。