地に足がついていない

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日本語[編集]

成句[編集]

あしがついていない(ゆれ「足が地についていない」)

  1. 落ち着かない様。
    • 伊代は九太から手切れの金だと云って貰った四拾円の金を郵便局に貯金に行った。雨の中を傘もささずに歩きながら、伊代は足が地につかないような、ふわふわした気持ちであった。四枚の拾円札が貯金の通帳になってしまうと、手も足も風にもぎとられて行ったような変な淋しさになった。心のうちには、夫婦ぐらしが終りになったら、こんな卒業証書を貰うものかと、伊代は歩いて帰りながら、そんな事を考えていた。(林芙美子『帯広まで』)
  2. 思想や行動が一貫して取り組んでいない様、浮き足立っている様子。