猫に傘

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

成句[編集]

ねこからかさ

  1. (猫の前で唐傘をさすと驚くことから)驚くこと、嫌がることの比喩。
    • かた見世の茶筅土人形かぶり太鼓、すこしは目馴めなれし都めきて是に力を得、しばし休て此うれしさに、あるじの老人に金子一両とらしけるに、猫に傘見せたるごとく、いやな貌つきして、茶の銭置給へといふ。さても京より此所十五里はなかりしに、小判見しらぬ里もあるよとおかしくなりぬ。 (『好色五人女』四、小判しらぬ休み茶屋)