軍配があがる

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日本語[編集]

成句[編集]

軍配グンバイあがる(表記の揺れ:「あがる」に「(が)る」「(が)る」「(が)る」を当てる。)

  1. (相撲) 相撲で勝ち力士が示される。
  2. 争っている者のいずれかの側の勝ちが明らかになる。
    • 原子爆弾を一足先に発明した国にこの戦争の軍配が上るであろうことは戦時国民の常識であって、その期待を恃みしていた国民にとって、十万円の研究費すら投じなかったという軍部低脳ぶりは国民を驚倒せしめたものである。(坂口安吾『咢堂小論』)
  3. 二つのものが比較され、いずれかが優れているものと認められる。
    • 昔の料理至極簡単なものであった。今日の料理は至極複雑である。しかし、どっちが本当に美味を持っていたかというと、昔の簡単な料理に軍配が挙がる。(北大路魯山人『伝不習乎』)

由来[編集]

  • 相撲の行司が、勝ち力士側に軍配をあげることから。

関連句[編集]