あかんべえ

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日本語[編集]

異表記・別形[編集]

名詞[編集]

あかんべえ

  1. まぶたを下げて、を出し、侮蔑する仕草
    • 何かべちゃべちゃしゃべっている女生徒もあれば、後ろをふり返って赤目あかんべをしてみせている男生徒もある。――田山花袋 (1909年). “図書カード:田舎教師”. 青空文庫. 2023年6月4日閲覧。
    • 日本人に生れた保吉はまさか接吻はしないかも知れないけれどもいきなり舌を出すとか、あかんべいをするとかはしそうである。――芥川龍之介 (1923年). “図書カード:お時儀”. 青空文庫. 2023年6月4日閲覧。
    • とくちゃんは、なかなかのひょうきんもので、両方りょうほう親指おやゆびくちなかれ、二ほんのくすりゆびで、あかんべいをして、ひょっとこのめんをしたり、はんにゃの似顔にがおをしてせて、よくひとわらわせました。――小川未明 (1936年). “図書カード:春の日”. 青空文庫. 2023年6月4日閲覧。
    • スミ枝は、ベッドから飛び下りた。そして部屋の隅の洗面器の前に立って、鏡に顔をうつして、あかんべえをやった。――海野十三 (1940年). “図書カード:爆薬の花籠”. 青空文庫. 2023年6月4日閲覧。

成句[編集]

動詞[編集]