相場

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日本語[編集]

名詞[編集]

(そうば)

  1. 市場取引される商品値段
    結婚当時の私の定収入は月百円、シナリオを年に二、三本書いて、それが一本二百円くらいの相場だつたから、どうやらやつては行けたが、彼女衣類質屋に行つたことも一、二度あつた。昭和八、九年ごろから十三年ごろまでは一番楽な時代で、この間はずつと八百円くらいの月収があつたから、保険をかけ、貯金をし、家具を備え、衣類を買うことができた。(伊丹万作 『わが妻の記』)
  2. 現物の取引をせず市場価格変動による差額利益得ようとする投機的取引。
    或るところに、元という長者がありました。賤しい生れでしたが、一代に長者となったのであります。若い頃、沿海航路小さな貨物船水夫をしていて、ひそかに、いかがわしい商売をして、相当資産を得た、というがありますが、それも確かなことは分りません、とにかく、何かで或る程度の金を儲けて、それから相場をしたり、金貸をしたりして、それがみな運よくゆき、ひとかどの長者となりました。ただ茲に注意すべきことには、彼の素行は極めて謹厳でありました。(豊島与志雄 『三つの嘘』)
  3. 世間一般評価
    世間ではもちろん、専門学生の間でもまたどうかすると理学者の間ですら「相対性原理理解しにくいものだ」という事に相場がきまっているようである。理解しにくいと聞いてそのためにかえって興味を刺激される人ももとよりたくさんあるだろうし、また謙遜ないしは聞きおじしてあえて近寄らない人もあるだろうし、自分の仕事に忙しくて実際暇のない人もあるだろうし、また徹底的専門主義の門戸に閉じこもって純潔を保つ人もあるだろうし、世はさまざまである。(寺田寅彦 『相対性原理側面観』)

関連語[編集]

翻訳[編集]

語義1

語義2

語義3

  • 英語: general speaking