出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
江戸期からの言葉、由来は諸説あり。
- 囲碁で下位の者が、白石を持つことから。
- 江戸期の歌舞伎俳優の演技や人気を評した批評書『役者評判記』において、うまい役者に「吉」の文字を付したが、白抜き文字の「白吉」と黒文字の「黒吉」があり、後者が上位とされ、より巧みな者を「くろひと」、そうでない者を「しろひと」と言った事に由来。
- なり立ての遊女を「しろひと>しろうと」と言ったことから。
しろうと【素人、まれ:白人】
- あることに未熟な者、また、そのことを職業としていない人。アマチュア。
- 水商売を専業とする女性に対する一般の女性。
- 巴里へ来る遊び客は近頃商売女に飽きた。素人らしいものを求める。リゼットのつけ目はそこであった。(岡本かの子『売春婦リゼット』)