はなうた

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日本語[編集]

名詞[編集]

はなうた

  1. にかかった小声うたう
    • 「むすこは巴里の花形画家で、おやじゃ野原のへぼ絵描き……」こんな鼻唄をうたいながら、お父様はこの頃、何を思ったかおまえの美術学校時代の壊れた絵の具箱を肩に担いでときどき晴れた野原へ写生に出かける。(岡本かの子『巴里のむす子へ』)〔1937年〕[1]
    • 百パーセントそれでさアねと、坂野が言った時、アパートの階段を登る足音が、「見よ、東海の朝帰り……」という鼻歌と一緒に聴えて来た。(織田作之助『土曜夫人』)〔1946年〕[2]
  2. 閉じからを出しながらうたう

翻訳[編集]

語義2

熟語[編集]

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  1. 青空文庫(2004年3月30日作成、2013年10月5日修正)(底本:「愛よ、愛」パサージュ叢書、メタローグ、1999年5月8日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/4549_15441.html 2018年11月18日参照。
  2. 青空文庫(1999年5月14日公開、2013年8月12日修正)(底本:「定本織田作之助全集 第七巻」文泉堂出版、1976年4月25日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/337_19631.html 2018年11月18日参照。