ゆきしな

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日本語[編集]

名詞[編集]

ゆきしなしな

  1. 出かけようとするとき
    • 行きしなに、誰れでも外米は食いたくないんだから今度買ってきたら分けあって食べましょうと云って乗合バスに乗った。(黒島傳治「外米と農民」)[1]
    • 丁度行きしなにコーヒーを運んで来る女の子とぶっつかりそうになると、ひったくるように茶碗を捉え上げて熱いのも構わずぐいぐい飲み干し、呆然となっている女の子や調理人達を尻目にあたふたと出て行くのだった。(金史良「天馬」)〔1940年〕[2]

類義語[編集]

対義語[編集]

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  1. 青空文庫(2003年9月15日作成)(底本:「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社、1986年3月20日第4刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000037/files/45442_35376.html 2019年5月18日参照。
  2. 青空文庫(2010年1月26日作成)(底本:「光の中に 金史良作品集」講談社文芸文庫、講談社、1999年4月10日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000252/files/2929_38047.html 2019年5月18日参照。