亡羊補牢

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日本語[編集]

成句[編集]

(ぼうようほろう)

  1. 問題が発生した後でも、それを反省対策を講ずれば役に立つし、そうすべきであるということ。単なる、後の祭りや「泥棒を捕らえて縄を綯う泥縄)」の意でないことに注意。

由来[編集]

戦国策・楚策。戦国時代の楚の襄王の家臣荘辛は諫言により、遠ざけられた。後に、襄王は秦に攻められ荘辛のもとへ逃げ、対策を求めたが、その時の出だしの言葉。

【白文】見兎而顧犬未為晚也 亡羊而補牢未為遲也
【訓読】兎にまみゆに犬を顧みる、未だ晚しとせず。羊を亡いて、牢を補ふ未だ遲しとせず。
【意味】を見つけて、のことを思い出したとしても、まだ手遅れではありません、が逃げて、補修してもそれでも遅くないのです。

中国語[編集]

成句[編集]

   wáng yáng bǔ láo 簡体字:亡羊补牢

  1. 過ちを改めるのに遅いということはないということ。