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出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

漢字

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字源

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  • 由来不詳。「ほぞ)」を意味する漢字「」を崩した字との説が有力。[字源 1]
    • 近世の土木書などに見られ、明治期から抽象的な「わく」の意でも用いられるようになる。「糸まき」「糸わく」を意味する「(ワク)」という別の字の字音が土木建築関係の集団語として定着し、それが「枠」の読みとして利用された。

<参考文献>

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  1. 笹原宏之《日本製漢字の造字法 付・朝鮮(韓国)製漢字の造字法》『漢字系文字の世界 字体と造字法』日本漢字学会編, 吉川雅之編集主幹. 花鳥社, 2022, p.138。

意義

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  1. いとわく。まわして糸を繰るのに用いる、木を組み合わせた道具。
  2. わく。いとわくの様に、木を組み合わせて周囲を囲むもの。
  3. わく。囲んで、囲まれたものとその他を区別するもの。
  4. わく。あるものの限度限界

日本語

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常用漢字

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わく

名詞

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  1. わく)糸枠の様に、木を組み合わせて周囲を囲むもの。
  2. わく)囲んで、囲まれたものとその他を区別するもの。
  3. わく)あるものの限度限界

熟語

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コード等

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