読書亡羊

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日本語[編集]

成句[編集]

(どくしょぼうよう)

  1. 他に気を取られて、本来の任務を疎かにしてしまうこと。

語源[編集]

  • 2人の者が羊の見張り番をしていた時、1人は読書に夢中になり、もう1人は博打に夢中になっていたせいで、どちらも羊を逃してしまった、という故事から。

由来[編集]

  • 『荘子』駢拇より
(白文)臧與穀二人、相與牧羊、而倶亡其羊、問臧奚事、則挾筴讀書、問穀奚事、則博塞以遊、二人者、事業不同、其於亡羊均也。

異表記・別形[編集]

  • 書を読みて羊を亡う

参考[編集]

  • 中野吉平『俚諺大辞典』東方書院、1933年10月、643頁。
  • 『故事・俗信 ことわざ大辞典』尚学図書編集、小学館、1982年2月、813頁。