コンテンツにスキップ

-a

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

エスペラント

[編集]

品詞語尾

[編集]

-a

  1. 形容詞を表す。
  2. 相関詞の性質、様子を表す

ハンガリー語

[編集]

発音

[編集]
  • IPA(?): /ɒ/
  • (ファイル)

語源1

[編集]

​ウラル祖語 *sᴕ̈(三人称人称代名詞) が所有を表す語に付加されたものである。一部の言語学者によると、この結合は原ウラル語の時代に起こったがハンガリー語が独立したずっと後の時代に起こったと考える人もいる。

接尾辞

[編集]

-a

  1. ​所有接尾辞。
    1. (所有者がない場合や所有者として三人称代名詞を用いる場合、通常は定冠詞を伴う) 彼の、彼女の、その。
      ház → (a) háza, az ő háza「彼の/彼女の/その家」
      élet → (az) élete, az ő élete「彼の/彼女の/その生涯」
      barát → (a) barátja「彼の/彼女の/その友人」, kapu → (a) kapuja「彼の/彼女の/その門」, palota → (a) palotája「彼の/彼女の/その宮殿」」
      kert → (a) kertje「彼の/彼女の/その庭」, betű → (a) betűje「彼の/彼女の/その文字」, vese → (a) veséje「彼の/彼女の/その腎臓」
    2. (単数の所有者とともに) …の、…の所有する、…に属する。
      Anna háza「アンナの家」, a felkelő nap háza「日の出の家」
      Anna élete「アンナの生涯」, a város élete「都市生活」
      a király palotája「王の宮殿」, a ház kapuja「家の門」
      Anna kertje「アンナの庭」, a tulipán kertje「チューリップの庭」
    3. (複数の所有者とともに) …の、…の所有する、…に属する。
      a szüleim háza「私の両親の家」, a trópusi növények háza「熱帯植物館」
      a szüleim élete「私の両親の生涯」, a könyvek élete「本の生涯」
      az uralkodók palotája「支配者の宮殿」
      a szüleim kertje「私の両親の庭」, Az elágazó ösvények kertje「八岐の園(小説家ホルヘ・ルイス・ボルヘスの1941年の小説)」
    4. (瞬間的な時間表現とともに) …前
      前の時点を瞬間として指し示す
      Egy évszázada / két éve / egy órája / sok/hosszú ideje ment el. ― 彼/彼女は1世紀前/2年前/1時間前/ずっと前に去った。
      類義語: -val/-vel ezelőtt
    5. (継続的な時間表現とともに) …間
      時点より前の期間を指し示す
      Egy évszázada / két éve / egy órája / sok/hosszú ideje várunk rád. ― 私たちはあなたを100年間/2年間/1時間/長い間待っていました。
      類義語: óta
    6. (主に数量とともに, しばしば -ik に続いて, 部分詞的な意味) …の中から。
      類義語: közül
      jó (jav-)「より良い部分」 → a java még hátravan「最高の瞬間はこれからだ」
      legnagyobbik「最大のもの」 → a bikák legnagyobbika「雄牛の中で一番大きいもの」
  2. ​ (12世紀末から) 人称接尾辞。
    1. 後舌母音の動詞における三人称単数人称接尾辞。今日では、三人称単数定活用(直説法過去と命令法)の接尾辞 -ja/-je, -ta/-te の一部として見られる。
      tud「知る」 → tudta「彼/彼女は(それを)知った」
      tud → tudja「彼/彼女は(それを)知る(直説法)」
      tud → tudja「彼/彼女が(それを)知るべきだ(命令法)」
      kér「求める」 → kérte「彼/彼女は(それを)求めた」
      kér → kérje「彼/彼女は(それを)求めるべきだ(命令法)」
    2. 後舌母音の不定詞、三人称代名詞 ő の語形変化および後置詞の三人称単数の人称接尾辞。
      tanulni「勉強すること」 → tanulnia kell「彼/彼女は勉強しなければならない」
      kérni「求めること」 → kérnie kell「彼/彼女は(それを)求めなければならない」
      -ról「…について」 → róla「彼/彼女/それについて」
      -től「…から」 → tőle「彼/彼女/それから」
      után「…の後に」 → utána「彼/彼女/それの後に」
      fölött「…の上方に」 → fölötte「彼/彼女/それの上方に」
用法
[編集]
  • (所有接尾辞) 母音調和等による別形:
    -a: 子音で終わる後舌母音の語に追加
    -e: 子音で終わる前舌母音の語に追加
    -ja: 子音または母音で終わる後舌母音の語に追加。語末の -a は -á- に、語末の -o は -ó- に変わる。
    -je: 子音または母音で終わる前舌母音の語に追加。語末の -e は -é- に、語末の -ö は -ő- に変わる。
    • この接尾辞は通常、(単数所有形の)三人称単数形に使用されるが、明示的な複数所有者の後では、(単数所有形の)三人称複数形も表す(例: 「子供達のボール」 a gyerekek labdája)。所有者が明示されていない場合(接尾辞でのみ示されている場合)は、複数所有接尾辞を使用する必要がある(例:「彼らのボール」a labdájuk、-juk およびその別形を参照)。
  • (人称接尾辞) 母音調和等による別形:
    -a: 後舌母音の語に追加
    -e: 前舌母音の語に追加
なお、前舌母音の動詞で対応する直説法(三人称単数形)のものは -i である(例: kéri「彼/彼女はそれを求める」。
格変化
[編集]
語形変化 (語幹: 長/高母音 , 母音調和: 後舌)
単数 複数
主格 -a —
対格 -át —
与格 -ának —
具格 -ával —
因格 -áért —
変格 -ává —
到格 -áig —
様格(ként) -aként —
様格(ul) -ául —
内格 -ában —
上格 -án —
接格 -ánál —
入格 -ába —
着格 -ára —
向格 -ához —
出格 -ából —
離格 -áról —
奪格 -ától —
非限定的
所有形単数
-áé —
非限定的
所有形複数
-áéi —

参照

[編集]

語源2

[編集]

語末の母音と組み合わさって二重母音 -ai̮/-ei̮ を形成した原ウラル語 *-i̮ に遡ることができる。これは -á/-é に簡略化され、最終的には古ハンガリー語の時代に -a/-e へ短縮された。当時は生産的な接尾辞であり、後舌母音の変形は古ハンガリー語の女性名である Fehéra (< fehér「白い」) や Szépa (< szép「美しい」) のように、前舌母音の単語でも使用されていた。

接尾辞

[編集]

-a

  1. ​ (指小辞) -a/-e という指小辞ペアの後舌母音の別形。かつては普通名詞にも見られたが、今日では主に人名に使われてる。
    cic「猫を呼ぶときの音声」 → cica「子猫」
    Zsigmond「ジグモンド(人名)」 → Zsiga「ジガ(愛称)」

語源3

[編集]

接尾辞

[編集]

-a

  1. ​​ (人称接尾辞, 古語・廃語) 後舌母音の動詞の直説法過去不定活用3人称単数形を形成する際に用いられる。前舌母音動詞の場合は -e となる。現在使用されている接尾辞は、 -t, -tt, -ott である。完全な例については、この用法テンプレートの参照を。

語源4

[編集]

前舌母音の対応形である {m|hu|-e|id=participle}} と共に、二重母音 -ai̮/-ei̮ から派生し、-á/-é に発展し、その後古ハンガリー語初期の終わりまでにこの形に短縮された。分詞接尾辞が -ó/-ő に固定された後、-a/-e で接尾辞が付けられた残りの単語は変化し、形容詞になったものもあれば、名詞になったものもあった。

接尾辞

[編集]

-a

  1. ​ (廃れた分詞接尾辞) -ó (present-participle suffix) の類義語。共時的な観点から見ると、それは名詞形成接尾辞と見なすことができ、一部の形容詞や名詞に保存されている(下記参照)。もはや生産的ではない。前舌母音のものは -e である。
派生語
[編集]