mũtamaiyũ
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キクユ語
[編集]異表記・別形
[編集]語源
[編集]Hutchins (1909) では Olea chrysophilla[ママ]のキクユ語名として m'Tamàyu が記録されている[2]。
発音
[編集]- Benson (1964) における声調クラスの分類は「クラス2」である[3]。
- 〔キアンブ方言〕
- 〔リムル方言〕湯川 (1981:99) によれば孤立形は [mòtàmàìjò] であるが、後ろに ũyũ〈この〉が続く場合は [mòtàmáíjó ójó]、wakwa〈私の〉が続く場合も [mòtàmáíjó wààkóá]、後ろに nĩ がある場合も [mòtàmáíjó né] であるが、前に nĩ がある場合は [né mótàmáíjó]、前に ti がある場合は [tì mótámáíjò] となるなど前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[4]。なお、ti の高さについてはリムル方言と同じくキアンブ方言に属するナイロビ方言を調査した湯川 (1985:199) で高いと訂正されている[5]。湯川 (1981) で他に同じアクセントの型に分類されている名詞は mũthongorima のみである。
名詞
[編集]- オリーブの亜種 (Olea europaea subsp. cuspidata, syn. O. africana[6], O. europaea subsp. africana[7], O. chrysophylla)。ニェリ県では幹、根、樹皮の煎じ薬を腸内の寄生虫や高血圧、アメーバなどの原生生物に対して用いることが報告されている[1]。
類義語
[編集]翻訳
[編集]参照
[編集]脚注
[編集]- ↑ 1.0 1.1 Kamau, Loice Njeri et al. (2016). "Ethnobotanical survey and threats to medicinal plants traditionally used for the management of human diseases in Nyeri County, Kenya", p. 10. TANG 6(3).
- ↑ Hutchins, D. E. (1909). Report on the Forests of British East Africa, p. 24. London: Darling & Son.
- ↑ Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ 湯川恭敏 (1981).「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」 『アジア・アフリカ言語文化研究』22, 75-123.
- ↑ 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.
- ↑ Leakey, L. S. B. (1977). The Southern Kikuyu before 1903, v. III, p. 1331. London and New York: Academic Press. ISBN 0-12-439903-7
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 Dharani, Najma (2002). Field Guide to Common Trees & Shrubs of East Africa, p. 138. Cape Town: Struik Publishers. Rep. 2005. ISBN 1 86872 640 1