以心伝心

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以心傳心 および 以心传心 も参照。

日本語[編集]

成句[編集]

(いしんでんしん)

  1. 言葉を以ては伝えることのできない仏法上の真理を師から弟子に伝えること。
  2. 言葉や文字を使わなくても、心と心で意思の疎通が出来る事。また、そう試みる事。
    • 吾輩は此瞬時の光景を椽側から拜見して無言劇と云ふものは優に成立し得ると思つた。禅家で無言の問答をやるのが以心伝心であるなら、この無言の芝居も明かに以心伝心の幕である。すこぶる短かいけれどもすこぶる鋭どい幕である。(夏目漱石吾輩は猫である』)

由来[編集]

  • 六祖大師法宝壇経・行由品』中の句「法則以心伝心,皆令自悟自解」、又は、『禅源諸詮集都序』の「故但以心傳心不立文字、顯宗破執、故有斯言、非離文字說解脫也」からとも。

同義句[編集]

対義句[編集]