出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]
古典日本語 「いらふ」
いらえる【答える・応える】
- (まれ) 返事をする。返答する。
- 頭の君の方では、そういう私の言葉をも反って身に沁むようにしていて、只「そういうお心細いような折こそ、どうぞこれからは私を頼りになすって戴きたいものです。そんなものなんぞ、私は少しもこわがりはいたしませんから――」と応えるばかりで、いつまで立ってもお帰りなさろうとはしないように見えた。(堀辰雄 『ほととぎす』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
否定 |
いらえない |
未然形 + ない
|
意志・勧誘 |
いらえよう |
未然形 + よう
|
丁寧 |
いらえます |
連用形 + ます
|
過去・完了・状態 |
いらえた |
連用形 + た
|
言い切り |
いらえる |
終止形のみ
|
名詞化 |
いらえること |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
いらえれば |
仮定形 + ば
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命令 |
いらえろ いらえよ |
命令形のみ
|
派生語[編集]