もだす

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もたす も参照。

日本語[編集]

語源[編集]

古典日本語もだす」 < 「もだ

発音[編集]

動詞[編集]

もだすす】

  1. 黙っている。
    • その最後の時のために、逸り猛つてくるものをぢつと引き締め、溢れ來る感情をひた押しに押さへてただもだしてゐるのである。(島木健作『一過程』)
    • 私は進み出て、もだし難いこの心を貴方がたに話し掛けよう。(柳宗悦『朝鮮の友に贈る書』)
  2. 何もせず放っておく。
    • 自分は嘘をつくのは嫌だ。神さまにすまない。しかし主命もだしがたしでやむをえず嘘をついた。(夏目漱石『倫敦消息』)

活用[編集]


古典日本語[編集]

語源[編集]

もだ

発音(連体形)[編集]

四拍動詞三類(?)

動詞[編集]

もだすす】

  1. だまっている、沈黙する。
もだ-す 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
もだ する すれ せよ