つかいみち

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

名詞[編集]

つかいみち使・使い

  1. (それを)使うことよって有意義結果ようとしたときの適当使用方法目的
    • アメリカの富豪は、必ず自らの科学研究所をもっている。だが日本の富豪の金の使い道といえば、公会堂か、学校への寄附にきまっている。(直木三十五「大阪を歩く」)〔1934年〕[1]
    • こういう人も使い道によっては世の中の役に立つ。たとえば石垣のような役目に適する。(寺田寅彦「藤棚の陰から」)〔1934年〕[2]
    • 白瓜は漬け物のほかに使い道はないようであるが、それだけでも十分にその役目を果たしているではないか。(岡本綺堂「綺堂むかし語り」)〔1938年〕[3]

類義語[編集]

[編集]

  1. 青空文庫(2007年2月15日作成)(底本:「直木三十五作品集」文芸春秋、1989年2月15日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000216/files/2518_26152.html 2019年12月14日参照。
  2. 青空文庫(2003年4月9日作成)(底本:「寺田寅彦随筆集 第四巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店、1997年6月13日第65刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2495_9722.html 2019年12月14日参照。
  3. 青空文庫(2001年10月15日公開、2011年10月8日修正)(底本:「綺堂むかし語り」光文社時代小説文庫、光文社、1995年8月20日初版1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/1306_14484.html 2019年12月14日参照。