使
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漢字[編集]
使
字源[編集]
- 会意形声。「人」+音符「吏」。仕える人の意味(説文)。「吏」は「㫃(旗の原字)」の略体+「中(記録を入れる竹筒)」+「又(手)」で記録したものを届けるさま、貴人に仕え、使役される人を意味する。
- 「史」「事」と同系で音が通ずる。
音[編集]
中古音1 | 漢音 | 呉音 | 普通話 | 朝鮮語 | ベトナム語 | |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 生止上 | シ | shǐ | 사 | ||
B | 生志去 | シ | shǐ | 시 |
^1. 中古音は『広韻』による。
意義[編集]
( )内に対応する訓を示した。
A[編集]
動詞[編集]
- (つか-う)
- 派遣する。(つか-わす)
- 〔使A V B:Aは使役の対象、Vは動詞、BはVの目的語〕Aを使役して、結果としてAがBをVする。AにBをVさせる。(AをしてBをVせしむ)
名詞[編集]
接続詞[編集]
- 〔使A V B:Vは動詞、AはVの主語、BはVの目的語〕仮にAにBをVさせたなら、という仮定条件を表す。(もしA BをVせば;AをしてBをVせしめば)
- 使六国各愛其人(もし六つの国がそれぞれ自分の国民を愛したならば)「阿房宮賦」杜牧
B[編集]
名詞[編集]
- 使者。(つか-い)
動詞[編集]
- 使者として派遣先へ赴く。(つか-いする)
日本語[編集]
発音[編集]
名詞[編集]
熟語[編集]
中国語[編集]
- ローマ字表記
動詞[編集]
- 使う。
- ~に…させる。
熟語[編集]
朝鮮語[編集]
- ハングル: 사, 시
- 音訓読み: 쓸 사
- 文化観光部2000年式: sa, si
- マッキューン=ライシャワー式: sa, si