つきのころ

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古典日本語[編集]

名詞[編集]

つきのころ

  1. (時間) (特に満月前後の月)が出ていて眺めのよい
    • 月のころさらなり。なほのおほく飛びちがひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかしなど降るもをかし。(清少納言枕草子』)
      夏は夜がよい。月のころは言うまでもない。月の無い闇もやはり良い。蛍が多く飛び交っているのや、また、ほんの一匹二匹がほのかに光って飛ぶのも風情がある。雨が降っている時も風情がある。