出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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古典日本語[編集]
つきのころ【月の頃】
- (時間) 月(特に満月前後の月)が出ていて眺めのよい時。
- 夏は夜。月のころはさらなり。闇もなほ。螢のおほく飛びちがひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。(清少納言『枕草子』)
- 夏は夜がよい。月のころは言うまでもない。月の無い闇もやはり良い。蛍が多く飛び交っているのや、また、ほんの一匹二匹がほのかに光って飛ぶのも風情がある。雨が降っている時も風情がある。