ひざもと

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日本語[編集]

名詞[編集]

ひざもと

  1. 。膝に近い
    • 小野さんは光沢つやの悪い先生の顔から眼を放して、自分の膝元を眺めた。――夏目漱石 (1907年). “図書カード:虞美人草”. 青空文庫. 2023年6月13日閲覧。
  2. に近い所。身近な所。
    • 産婆の膝許ひざもとには血の気のない嬰児えいじが仰向けに横たえられていた。――有島武郎 (1918年). “図書カード:小さき者へ”. 青空文庫. 2023年6月13日閲覧。
  3. 父母貴人のもと。膝下
    • 二人は同じように、まだ頑是ない時分から女人禁制きんぜいの比叡の山に預けられて、貴い上人の膝下ひざもとで育てられた。――谷崎潤一郎 (1918年). “図書カード:二人の稚児”. 青空文庫. 2023年6月13日閲覧。
  4. 宮城朝廷幕府など、権力者のいる土地おひざもと
    • そこでなるべく多数の武士を膝元ひざもとに呼び寄せておくことになったのである。――柳田国男 (1918年). “図書カード:家の話”. 青空文庫. 2023年6月13日閲覧。

成句[編集]